ルーマニアワインとは？

なぜルーマニア？

ワインが生み出した文化を深く愛し、常に良いモノを探し求めてきたことで、世界中の様々な素晴らしいワインに出会えました。フランスの偉大なシャトー群からニューワールドのエキサイティングなワインまで触れることができ、ワインラバーとしては本当に恵まれていると言えます。
 
​しかし、本来のワインの豊かさと自然的な美味しさを求めている時は、どうしても原点に戻りたくなります。

​私にとっての原点は、ルーマニアです。12年以上に渡って触れてきたルーマニアワインの素晴らしさを少しでも皆様にお伝えしたいと思います。

葡萄の故郷

ワイン用の葡萄（ヨーロッパのヴィティス・ヴィニフェラ種）は元々黒海とカスピ海周辺の地域に発生し、世界中に広がりました。東欧は葡萄の生まれ故郷だと言えます。
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東欧の自然環境

この自然豊かな産地の気候、地形と土壌は葡萄の栽培に大変適しており、葡萄の美味しさは世界最高峰を誇ります。東欧では風味の良い葡萄を実らせるための年間平均気温、降水量、昼夜間の温度較差等の自然的な条件が世界的にも類を見ないほど揃っています。

​豊かな自然環境に恵まれ、病気の発生頻度も極めて低く、農薬や化学肥料に頼らない農法で葡萄を栽培出来る産地が沢山あります。

古い歴史

ルーマニアのワイン歴史は6000年以上前まで遡ります。ルーマニアは圧倒的なワイン伝統国で、昔からワイン界の中心的な存在でした。
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哀切な歴史

しかしながら、大変悲しく、切ない歴史的な背景もあります。第二次世界大戦に敗れ、この地域の国々が旧ソビエト連邦に支配されてしまいました。

この支配と共に世界への情報発信が鎖され、ワイン文化も破壊され、東欧諸国の名声は失われました。

ルーマニアの復活

旧ソビエト連邦が崩壊し、東欧の諸国とともに、ルーマニアもEU加盟への道を歩みだしました。

​EU加盟後は情勢が大きく変わり、業界最先端の技術を揃え、世界に誇れる自然保護の活動も目立つようになりました。今では、最高のワイン産地としての地位を確実に取り戻しています。

技術革命

​2000年代に入り、ルーマニアでは大幅な技術革命が行われました。80年代に精力的な投資が行われた西ヨーロッパに比べても、30年も進んだ設備でワインを醸造しています。​

ルーマニアを選んだ理由

自然環境に恵まれた産地で育った、美味しくて健康的な葡萄。世界最先端の醸造設備。厳しい法的な枠組みと類を見ない品質管理。古い伝統による圧倒的なノウハウ。自然的で、綺麗な味わい。これらの条件が揃っているにも関わらず、値段は手頃。
 
こんなに素晴らしいモノがあるのに、知られていないのはもったいないと思っています。ルーマニアワインを紹介したいと思った理由は、ルーマニアワインの自然さ、素朴さと日本食文化との相性の良さです。ぜひ、一度でもルーマニアのワインを試していただければ幸いです。

ユーロアジアトレーディング株式会社
代表取締役 ベレシュ ダニエル